きょうの次の一手5 6/5 おまけ詰将棋
前回のおまけです。
次の図では後手玉に詰みが生じています。
手数が長めのため、図が多めです。
正解は、▲6三角成△同玉(いかにも上部が広く逃げられそうですが)
▲6三金(守り駒がいないところにおびき出す)△同玉▲6六飛(上部脱出を防ぐ一手)
△6五桂▲5五金
△7四玉▲6五歩△6三玉(△同玉と△8四玉は後述)
▲6五飛△7二玉
▲6一銀△7一玉▲7一香まで15手詰めでした。
途中▲6五歩に対して△7五同玉は
▲6五金△8四玉▲8六香
△8五角▲7五銀まで。
また、▲6五歩に対して△8四玉は
▲8五歩△同玉
▲8六香△7五玉▲6五金まで。
このように、相手玉が詰むかどうかわからない場合でも、相手玉を守りの薄い場所に呼び寄せたり、逃げ道をふさぐような王手をすることで、詰む場合があります。
確実に詰みを読み切ってから詰ますのが上達のためにはベストだと思いますが、
もしも、自玉に必死がかかっていて受けがない場合は、読み切れていなくても踏み込むしかないので、そのようなときにこの考え方は有効です。
また、たくさんの詰将棋を経験することで、詰みの嗅覚が身についたり、詰みのある形へ誘導することができるようになります。
今後も終盤の役に立つ例をたくさん紹介する予定です。
ありがとうございました。