毎日次の一手

自戦から次の一手問題を出題します

きょうの勝負手2 3/6

前回の続きです。

後手の△5五銀の追撃に対して先手はどう指すべきかという問題。

正解は、▲5五同馬でした。

馬を切ることで手番を握ります。

もしも、飛車が5六にいると、△同歩としたときに飛車取りになってしまい先手を取ることができません。

さて、まだ後手有利ですが、先手も諦めません。

後手が△5五同歩と取った局面ではどう指しますか?

答えは次回までの封じ手です。

 

 

 

きょうの勝負手2 2/6

前回の続きです。

後手が△7五香と飛車取りに打った局面でどう指すかという問題。

正解は、▲6六飛でした。

飛車を逃げる場所は4六、5六、6六の3か所ですが、4六では△3五銀などと出てきたときに、玉の逃げ道を作りながら飛車をいじめられるのが気になります。また、5六だと、5四に相手の歩がいるのが気になります。

そのため、消去法で▲6六飛と逃げました。

 

実戦は正解図から後手が△5五銀とさらに追撃してきました。

後手の△5五銀に対する先手の次の一手は何でしょうか?

答えは次回までの封じ手です。

きょうの勝負手2 1/6

よろしくおねがいします。

今回は対抗形の将棋の終盤戦から出題します。

振り飛車が馬を2枚作った後、攻めが一段落したので、居飛車が△7五香と反撃に転じた局面です。

先手が不利な局面ですが、飛車をどこに逃げるのがよいと思いますか?

答えは次回までの封じ手です。

きょうの次の一手10 8/8

前回の続きです。

先手が▲8六玉とした局面での次の一手を問う問題。

正解は、△8七金でした。

▲7六玉△6五金

▲8五玉△8四歩

▲同玉△8三銀

▲8五玉△9三桂までの詰みです。

この美濃囲いを利用した詰み筋は、振り飛車党なら必修手順です。

さて、前々回で成桂を銀で取っていたとすると、同じように進んだ場合、次の局面になります。

詰みに必要な駒が足りない上に、金が当たりになっています。

同じように進めなければ、銀で取っても後手が優勢ですが、詰みのある本譜と比較すると遠く及びません。

 

先を見越した指し方をしましょう。

ありがとうございました。

 

きょうの次の一手10 7/8

前回の続きです。

後手が6一の成桂を金で取った手に対して、先手が▲6一同成銀とした局面での次の一手を問う問題。

正解は、△8八馬でした。

▲同玉の一手に△8七馬と2枚連続で馬を切ります。

▲同玉に△7五桂

ここで▲8八玉は△8七金▲7九玉△6七桂不成で詰みです。

▲8六玉と逃げてきた場合はどうしますか?

答えは次回までの封じ手です。

きょうの次の一手10 6/8

前回の続きです。

先手が詰めろを防いで▲6九銀と引いた局面での次の一手を問う問題。

正解は△6一金でした。

問題図の局面で成桂を取り損ねると、形勢が逆転してしまいます。

そこで、成桂を取る△6一金が正解でした。

なぜ銀ではなく金で取るのかについては、続きの記事で説明します。

自信のある人は理由を考えてみてください。

 

先手が▲6一同成銀としてきたらどうしますか?

答えは次回までの封じ手です。

 

きょうの次の一手10 5/8

前回の続きです。

先手が▲6一桂成とした局面での次の一手を問う問題。



正解は、△7六桂の攻め合いでした。

 この手は、△8八馬までの詰めろのため、先手は金を取ることができません。

そこで、▲7七歩と受けますが、△8八桂成▲同玉△7一金と手を戻します。

先手は▲同成銀と金を取りたいところですが、斜め駒を持っていないため、詰めろになりません。一方で、後手は桂馬を手にしたため、次に△7六桂があります。これを受けるには▲7八金くらいしかありませんが、そこで△5二金とすれば、先手は飛車と桂だけでは何もすることができません。

この局面は後手勝勢です。

先手が、△7六桂に対して▲7七歩と打たずに、▲7九金として、そこから△8八桂成▲同金△5九銀▲6九銀とした局面を考えてみましょう。

 

後手の次の一手は何でしょうか?

答えは次回までの封じ手です。