毎日次の一手

自戦から次の一手問題を出題します

きょうの次の一手10 4/8

前回の続きです。

先手が▲4二角成と飛車を取った局面での次の一手を問う問題。

正解は、△5八とでした。

先手は金を取りたいところですが、△6八馬までの詰めろがかかっているため、▲5八同飛とと金を取るしかありません。そこで、△4二銀としておけば、陣形差が大きく、後手優勢です。

 

もしも、10-1/8の問題図で、△5六歩▲同歩の交換を入れずに、△3八角としていると、▲2八飛のときに角を6五や7四に逃げるしかなく、このような厳しい攻めがないため、▲2四歩△同歩▲4二角成△同銀▲2四飛で飛車先を突破されてしまいます。

 

本譜では、△5六歩ではなく、△5二飛と逃げたため、別の将棋になりました。

そこから終盤へ進み、次の局面になりました。

後手の次の一手を考えてください。

答えは次回までの封じ手です。

 

 

 

きょうの次の一手10 3/8

前回の続きです。

先手が▲5六歩と歩を取った局面での後手の次の一手を問う問題。

正解は、△4八歩成でした。

△4八同飛と取るのは、△6八馬▲同玉△4八飛成で陣形差が厳しく後手勝勢です。

そこで、先に▲4二角成と飛車の方を取ってくるのも考えられます。

後手はどうしますか?

答えは次回までの封じ手です。

 

 

 

 

 

きょうの次の一手10 2/8

前回の続きです。

▲3一角の飛車取りに対して振り飛車はどうするかという問題。

正解は、△5六歩でした。

飛車を逃げたくなりますが、振り飛車らしく、居飛車との陣形差を活かして攻め合うのが正解です。(実戦では飛車を逃げました)

先手が△5六歩を▲同歩と取ると、△3八角▲5九飛△4八金で飛車が詰んでいます。

▲5九飛に代えて▲2八飛と逃げるのは、△5六角成として次に△5六歩を狙います。

それを防いで、先手から▲5七歩には、△4六馬▲1八飛△5六歩でと金攻めを狙います。

▲6八金△4七歩▲5六歩と目障りな歩を払ってきたら後手は何を指しますか?

答えは次回までの封じ手です。



 

 

 

 

 

きょうの次の一手10 1/8

よろしくおねがいします。

今回は居飛車振り飛車の中盤~終盤戦から出題します。

ノーマル振り飛車では先手と後手の違いに敏感になる必要があるため、

今回からは後手番でも反転せずに出題します。

記念すべき10題目ということでレベルアップしていきましょう。

(本当は先後逆の図を作るのが面倒だっただけ)

 

さて、図は先手の居飛車▲4五歩からの急戦に対して、後手の三間飛車が角と桂を捌いた後、居飛車から▲3一角と飛車取りに角を打った局面です。

振り飛車次の一手を考えてください。いろいろな手がありますが、ここはより積極的な手を正解とします。

答えは次回までの封じ手です。

 

きょうの次の一手9 8/8

前回の続きです。

先手の▲1七角に対して、後手はどう指せばよいかという問題。

正解は、△2五桂でした。

簡単だったと思います。

これで先手玉は詰んでいます。

ここから、▲2八玉△1七桂成▲同玉△2五桂▲2八玉△4六馬▲3七銀△1六桂▲3八玉△1八飛▲2九玉△2八銀▲1八玉△2九角まで詰みです。

これは先手にとって最悪のシナリオでした。

そのため、先手は1七の銀を取らずに▲2六銀から迫る必要がありました。

優勢な将棋をうっかり負けてしまわないようにしっかりと読みを入れて指しましょう。

ありがとうございました。

きょうの次の一手9 7/8

前回の続きです。

▲3五角に対して後手が△1五玉とした局面での次の一手を問う問題。

正解は▲2六銀でした。

ここで△同銀以外の手だと簡単に詰んでしまいます。

△同銀▲同角△2五玉の局面は詰みはありませんが▲5七銀打や▲4七銀打などとしておいて次に金を取った手が▲1五金までの詰めろになり先手勝勢です。

もしも、▲2六銀に代えて▲1七角と角取りから逃げつつ目障りな銀を取った場合、後手の立場で次にどう指しますか?

答えは次回までの封じ手です。

 

きょうのの次の一手9 6/8 発見できて嬉しかった一手

前回の続きです。

うっかり桂の利きに▲1三飛成として△同桂と取られた局面。

ここでの次の一手は何でしょうか?

正解は、▲3五角!でした。

この手は終局後に観戦者からいい手だったと褒められて嬉しかったのを覚えています。

諦めかけたときにいい手を発見したときは将棋を指していて最も楽しい瞬間の一つといえます。

 

さて、実戦ではこれを△3五同歩と取ってきました。

ここから▲同銀△2五玉▲2六銀打△同銀成▲同歩

 

△1四玉▲1五歩△同玉▲1六歩△同玉▲2七銀△1五玉▲1六香まで詰みです。

▲3五角△同歩▲同銀△2五玉のところで、△1五玉とするのは、

▲2六銀打△1六玉▲1七銀△同玉

▲2八銀△1六玉▲1七香△2五玉▲2六香まで詰みです。

このように、▲3五角を△同歩と取るのは即詰みがありました。

そこで、△1五玉と逃げる手が考えられます。

これで即詰みはありません。ここで先手の次の一手は何でしょうか?

答えは次回までの封じ手です。